キクチ ジュンイチ   KIKUCHI, Junichi
  菊池 純一
   所属   青山学院大学  法学部 法学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/09
形態種別 学術雑誌
標題 知財の論理矛盾を紐解く方法 - 価値観の垣根を越えるアプローチからの考察 -
執筆形態 単独
掲載誌名 日本知財学会誌
巻・号・頁 32-39頁
概要 知財が持っているはずのダイナミズム(躍動力)は,デジュレとデファクトが作り出す一種のモザイク
的多様性の環境に依存する.その多様性の喪失はダイナミズムの崩壊を意味する.しかし,暴走的ダイナミズム
も多様性から発現する.
 例えば,独禁法の知的財産権行使に係る適用除外のロジックは法的ポラリスとして機能してきた.また,発明
未完というロジックも,安全の基準から安心の基準へと移行する場合においても,メガ・システムの中でダイナ
ミズムを持ち続ける.
 それゆえ,知識社会の本位制を維持するためには,与益主義というロジカル・コンピテンスを確立する必要が
あるだろう.与益主義とは,他者に与えるべき用役創成負担行為を重視する考え方であり,その行為は自らの生
存を基底とする受益主義に基づく付加成果請求行為に先立つものである.