ワジマ タツロウ   WAJIMA Tatsuroh
  輪島 達郎
   所属   青山学院大学  コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2007/11
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 「海老名弾正の平和論」
執筆形態 単独
掲載誌名 『青山学院女子短期大学総合文化研究所年報 』青山学院女子短期大学
巻・号・頁 113~125頁
概要 日露戦後期から第一次大戦期にかけての海老名の平和論を海老名の「神の国」論に即して検討する。まず日露戦後期において、海老名は平和の実現を地上における「神の国」の実現として理解し、その実現手段としての戦争と、朝鮮の植民地化を積極的に正当化し、非戦主義を批判していた。つぎに第一次大戦期においては、「神の国」における国民の自主独立性に逆行する官僚主義と軍国主義を批判しつつ、それらを打破するための戦争についてはこれを肯定していた。さらに、大戦末期においては、大戦後における万国聯立主義と民主主義による平和の到来を展望していたが、それを具体的に裏付ける根拠はかならずしも十分に提示されていなかった。