カワマタ ケイコ   KAWAMATA Keiko
  川又 啓子
   所属   青山学院大学  総合文化政策学部 総合文化政策学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/07
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 科学哲学論争とマーケティング研究
執筆形態 単独
掲載誌名 『京都マネジメント・レビュー』 京都産業大学マネジメント学会
巻・号・頁 73-90頁
概要 「マーケティングは科学なのか」という問いを出発点にして、1940年代に始まったマーケティング論争の歴史は、1960年代の拡張論争、1980年代の科学的方法論の対立を経て、1990年代には科学的実在主義を争点にした議論へと変化してきた。本稿は、まず20世紀前半の科学哲学の代表的論点であるところの論理実証主義、論理経験主義、反証主義、相対主義を概観し、次に、マーケティング分野における、1950年代、1980年代の科学・非科学論争、1990年代の実在論争の代表的な論者の見解を検討する。そして、最後に、科学哲学の立場に依らず、マーケティングの知識を創造していくために、新しい理論開発や知識の獲得などにマーケティング研究者は注力すべきであるという主張をおこなった。