カワマタ ケイコ   KAWAMATA Keiko
  川又 啓子
   所属   青山学院大学  総合文化政策学部 総合文化政策学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2004/01
形態種別 「大学・研究所等紀要」、「学術雑誌」以外
標題 アートとマーケティング:Marketing as communication
執筆形態 単独
掲載誌名 『BOOKLET』 慶應義塾大学 アートセンター
巻・号・頁 73-82頁
概要 アート関係者のマーケティングに対する思いは複雑である。マーケティングとは、「悪魔の手先」、「商業主義への堕落」であり、「アートに対する侮辱」である。程度の差こそあれ、この手の反応は依然として存在する。また一方で、マーケティングとは、自分たちの目の前にある諸問題を即座に解決してくれる「魔法の杖」である、という誤解も存在する。「悪魔の手先か魔法の杖か」という極端な反応は、マーケティングに対する正しい理解がされていないために生ずると思われる。そこで本稿では、まずアートとマーケティングとの関わりについて述べた後に、サービスとしてのアートの消費の特性を概観し、アート組織に求められるマーケティング戦略について論じた。