カワミ マコト   KAWAMI Makoto
  河見 誠
   所属   青山学院大学  コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2005/09
形態種別 その他
標題 Comment on Prof. Dr. Ulfrid Neumann: "Zum Stand der rechtphilosophischen Diskussion in Deutschland" at IVR Japan Tokyo Seminar
執筆形態 単独
掲載誌名 国際法哲学・社会哲学学会連合(IVR)日本支部主催第8回神戸レクチャー・東京セミナー(法政大学)
概要 国際学会であるIVRの日本支部主催で約三年に一度に開催される、海外研究者招聘講演に招かれた、ドイツ・フランクフルト大学のUlfrid Neumann(ウルフリット・ノイマン)教授の講演に対するコメント報告。国際学会講演会のため、英語でコメント(邦題:ノイマン教授「ドイツにおける法哲学の議論状況について」へのコメント)。内容は以下の通り。
 戦後のドイツ法哲学のムーブメントとして、学派間の対立の後退と平和的共存、個別的な実用問題に関する議論の活発化という全般的な傾向があるという主張に対し、日本も共通した面があるが、細かな点ではドイツと日本で異なる状況もあることを指摘した。また、存在論的な自然法論的論法と規範的な自然法論的論法という分類に関し、前者を排除する教授の考えに対する疑問と、後者の教授の理解の法学的自然法論としての不十分性を問いかけた。個別的な実用問題に関し、現代法理論から「人間の尊厳」についてどこまで提示可能かについても論じた。