ヒサモチ エイジ   HISAMOCHI Eiji
  久持 英司
   所属   青山学院大学  会計プロフェッション研究科 会計プロフェッション専攻
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/08
形態種別 単行本(著書)
標題 「環境会計の課題―理論的な側面を中心に―」,『会計・監査・ガバナンスの基本課題』(八田進二編著)
執筆形態 共同
出版社・発行元 同文舘出版
巻・号・頁 131-144頁
概要 本稿は環境会計を会計学の一領域としてとらえるにあたっての理論的な側面について検討した。まず、環境会計が取り上げられるようになってから議論されてきた、環境会計ははたして「会計」であるのか、という点について考察した。そこでは、会計が複式簿記システムを根本においているという点を強調すると環境会計には複式簿記システムが存在しないため「会計」に当たらないとも考えられるが、現在の財務会計が扱っている領域は複式簿記システムそのものよりも大きく広がっており、さらに環境会計の体系を財務会計型、管理会計型・監査・保証型を含めたものと考えると、環境会計も会計の特殊領域の一つといえると結論づけた。環境会計と会計公準との関係も同様の理由から検討したが、やはり現在の会計が必ずしも厳格に会計公準を満たしているわけではないという点から、会計公準を満たしているか否かで環境会計が会計であるか否かを論ずるのは適当ではないとした。次に、なぜ企業などの組織は環境会計を実施するのかについて検討し、アカウンタビリティ(受託責任および会計責任)を遂行するために環境会計が成立するということを明らかにした上で、経営管理者およびステークホルダーの意思決定有用性と環境情報の開示の関係について論じた。