チョウ ヒデオ   CHO Hideo
  長 秀雄
   所属   青山学院大学  理工学部 機械創造工学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2004/10
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 大気錆破壊のダイナミックスとタンク底板腐食位置標定精度
執筆形態 共同
掲載誌名 材料と環境 (社団法人腐食防食協会)
巻・号・頁 489-494頁
著者・共著者 神澤正洋, 長 秀雄, 竹本幹男
概要 老朽化鉄鋼構造物の腐食損傷を検出し、保全するために方法として、腐食が発生する超音波(アコースティックエミッション,AE)を検出することが考えられている。論文は、鋼が大気腐食を受けるとなぜAEが放出されるのかを、実験的に調べるとともに、モデル円筒タンク底板大気腐食によるAEを検出して正しく音源位置を標定する方法を提唱した。大気錆を持つ鋼板の引張り/圧縮曲げによるひずみとAE発生頻度から、錆は極めて小さなひずみで容易に破壊し、高周波数の大きな振幅のAEを放出することを明らかにした。このAEを実際の貯蔵タンクで検出する場合には、タンク底板の張り出し部に設置したAEセンサでラム波として検出すべきで、正しく音源(腐食)位置標定が標定できることをしめした。現在ヨーロッパで行なわれている側壁にセンサーをつけて液中縦波を検出する方法には、多くの問題があり正しく位置標定が出来ないことを指摘した。