カガワ シュウタ   KAGAWA Shuuta
  香川 秀太
   所属   青山学院大学  社会情報学部 社会情報学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/04
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 実践知と形式知,単一状況と複数状況,分析と介入,そして質と量との越境的対話:状況論・活動理論における看護研究に着目して
執筆形態 単独
掲載誌名 質的心理学フォーラム
巻・号・頁 62-72頁
概要 本論文では,人間諸科学や学習発達論に見られる,次の対比議論に着目し,各々の特徴を論じた。また,それらの互いの境界をどう乗り越えるか議論した。①専門家への発達・教育論や組織論で見られる,形式知アプローチと実践知アプローチ,②コミュニティに着目した学習研究にある,単一文脈アプローチと文脈横断アプローチ,③現状を分析する研究と,積極的に現場変革を試みる介入研究,④質的アプローチと量的アプローチの4点である。最後に,これらの関係は,矛盾や葛藤をはらんだ緊張関係にある一方で,状況論を基礎にして包摂される「相互に緊張し合う動態的包括関係」として考えるべきと提案・議論した。