ノブサワ クミコ
NOBUSAWA Kumiko
信澤 久美子 所属 青山学院大学 コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1996/06 |
形態種別 | 単行本(著書) |
標題 | 『レンダー・ライアビリティ―金融業者の法的責任』 「I-2 レンダー・ライアビリティの背景と意義-宅地開発の事例をめぐって」 |
執筆形態 | 共同 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 悠々社 |
巻・号・頁 | 46-66頁 |
著者・共著者 | 長尾治助 |
概要 | 全体概要)
本書は金融機関が様々な場合において負う専門家としての責任について、レンダー・ライアビリティ(融資者責任または貸主責任)という法概念を提唱した草分け的文献である。消費者法の大家である長尾治助氏が、研究者や実務家に声をかけ、誕生した。新聞などでも大きく紹介され、本分野におけるその後の議論の中核的存在となった。 (担当部分概要)pp.46~66 「Ⅰ-2 レンダー・ライアビリティの背景と意義-宅地開発の事例をめぐって」 大規模宅地開発において、住宅地に欠陥が存在した場合、住宅を購入した消費者は金融機関へのローン支払を拒むことができない。住宅の売買契約と金融機関とのローン契約は別個の契約であるからである。動産においては割賦販売法30条の4でローン契約に対して抗弁の対抗が認められるが、不動産に適用はない。この点について、いままでの日本の判例の動向を分析し、アメリカ・カリフォルニア州の判例における不法行為責任的解決方法、すなわち、レンダー・ライアビリティの導入を提案した。 (著者名:編者 長尾治助、分担執筆 楠本くに代、信澤久美子、國弘正樹、齋藤雅弘、長尾治助、椎名麻紗枝、村本武志、板東俊矢) |