ノブサワ クミコ   NOBUSAWA Kumiko
  信澤 久美子
   所属   青山学院大学  コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2011/07
形態種別 編著
標題 『メディアによる名誉毀損と損害賠償』「第4章1節 謝罪広告」
執筆形態 共同
掲載区分国内
出版社・発行元 三協法規出版
巻・号・頁 208-218頁
著者・共著者 長谷川貞之・湯浅正敏・松嶋隆弘編著
概要 (全体概要)
名誉毀損については、民法及び刑法における古典的学術的なアプローチがされてきたが、本書においては、メディアと名誉毀損の問題として、現代社会におけるメディアと個人のあり方の問題を考察している。インターネットからテレビ及び雑誌にいたるメディアに関する名誉毀損の事例をとりあげ、損害賠償訴訟を起こす準備から刑事告発、名誉毀損を予防するためのアドバイス、そして、名誉毀損の事件における損害賠償と謝罪広告の問題などを取り扱った現代的な著書となっている。
(担当部分概要)pp.208~218  「謝罪広告」名誉毀損に関しては民法723条で原状回復として謝罪広告が認められている。謝罪広告については謝罪を強制するという点で、思想および良心の自由を保障する憲法19条に違反するのではないかという疑いもあったが、最高裁は謝罪広告を認めており、最近は大変多くの判決が下されている。最近の判決を中心に、謝罪広告の可否およびその範囲と方法について、論じた。
(著者名:右崎正博、柴田秀一、阿部満、福原竜一、和田光史、春山修平、濱田将成、坂井愛、信澤久美子、佐藤亮、三宅弘、平田和夫)