カワミ マコト
KAWAMI Makoto
河見 誠 所属 青山学院大学 コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 「青山女学院の女子高等教育-その歩みと基本姿勢-」 |
執筆形態 | 単独 |
掲載誌名 | 青山学院女子短期大学総合文化研究所年報 |
巻・号・頁 | 3-14頁 |
概要 | 紀要分類番号(40)教育学
戦前の青山女学院の歩みを女子高等教育の観点から振り返り、そこから青山女学院が「重要と考えたもの」は何であったかを見出していく。まず、英文専門科以前のビジョン形成期、英文専門科設立・廃止の中での女子高等教育展開期、専門学校復活期の三期に分け、それぞれの時期において女子高等教育に向けてどのような考え方が形成され、どのような取り組みがなされてきたかということを、時代背景とともに拾い上げる。青山女学院の女子高等教育の歩みは、決して順風満帆とは言えない。むしろ数多くの転機を経験し、あるときは主体的な転換を図るが、かなりの場合において選択の余地なき転換を強いられた。しかしそのような紆余曲折の中でも、一貫して「重要と考えられてきたもの」が幾つかあるように思われる。そこで次に、それらを、戦前の歩みから見えてくる基本姿勢として、女子高等教育の継続、教養教育への情熱、キリスト教教育の堅持の三つにまとめ、そこから何を学ぶことができるかを検討する。 |