カワミ マコト   KAWAMI Makoto
  河見 誠
   所属   青山学院大学  コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1992/12
形態種別 その他
標題 「桂木隆夫著『自由社会の法哲学』」
執筆形態 単独
掲載誌名 『法の理論12』(成文堂)
巻・号・頁 193-204頁
概要 書評

 近代以降、「自由社会」は望ましき社会の一典型とされてきた。しかし現実の政治史を見れば、自由は多数者や力の支配、アパシー等の危機も生み出してきた。国内外で秩序の再構築が求められている現在、「自由社会」の意義を根本的に問い直す時期にあると言えよう。そこで、多様な者達の多元的共存の可能性を対話の継続という視点から模索する本書を手がかりに、「自由社会」の意義を自然法論、国家論に触れつつ探ってみた。