ニシモト アヅサ
NISHIMOTO Azusa
西本 あづさ 所属 青山学院大学 文学部 英米文学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/03 |
形態種別 | 単行本(著書) |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 『新たなるトニ・モリスン──その小説世界を拓く』 |
執筆形態 | 共同 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 金星堂 |
総ページ数 | 250 |
担当範囲 | 「第四章 時間の遠近法とポスト公民権運動時代の神話─『タール・ベイビー』再読」(57-75頁) |
著者・共著者 | 風呂本惇子、松本昇、鵜殿えりか、森あおい編著 |
概要 | 従来注目されてこなかったトニ・モリスンの第四作『タール・ベイビー』(1981)は、作家がポスト公民権運動時代にアフリカ系アメリカ人が直面している文化的危機をの状況を精査し、自らが取り組む文学的主題を思索する場であったと位置づけ、その後の四半世紀にわたるモリスン文学の展開を予示する重要な作品として再評価した。さらに、『タール・ベイビー』と『パラダイス』(1997)の間に歴史表象の枠組みの転換が見られることを論証し、多文化主義運動から文化戦争へ向かう80年代からノーベル賞を経て2000年代に至るモリスン文学のを形成過程を分析して、今日的視点から『タール・ベイビー』の新たな読みを提示した。 |