ハセガワ ミキ
HASEGAWA Miki
長谷川 美貴 所属 青山学院大学 理工学部 化学・生命科学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | “Electronic Structure of Cu(II) Complexes with N,N'-Disalicylidene-1,2-cyclohexanediamine and N,N'-Disalicylidenetrimethylenediamine” |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | Monatshefte fur Chemie(Springer-Verlag Chemical Society of Austria) |
巻・号・頁 | 133,285-298頁 |
著者・共著者 | *Miki.Hasegawa, Ken-ichi Kumagai, Mayumi Terauchi, Akiko Nakao, Jun Okubo, Toshihiko Hoshi |
概要 | 三種のシッフ塩基(salen), (saltn), Cu(salchx)を配位子とする銅錯体の電子構造について、溶液中および固体状態における電子吸収スペクトルと分子軌道計算の立場から考察している。同じπ電子系をこれら三種の錯体は、架橋部位のシグマ結合の違いにより、銅イオンの周りの結合様式が異なっている。この様子を、溶液中の電子吸収スペクトルの解釈から行った。さらにこれらと結晶状態での電子吸収スペクトルの比較から固体状態における分子間相互作用についての考察を行うことができた。すなわち、[Cu(saltn)]結晶中の電子吸収スペクトルは、溶液中の場合とよく対応していることから、この錯体は固体状態で分子間の相互作用が比較的弱い。このことは結晶構造解析からも支持された。 |