カワミ マコト
KAWAMI Makoto
河見 誠 所属 青山学院大学 コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/07 |
形態種別 | 「大学・研究所等紀要」、「学術雑誌」以外 |
標題 | 「新自然法論における絶対的道徳規範」 |
執筆形態 | 単独 |
掲載誌名 | 『自由と正義の法理念』(三島淑臣教授古稀祝賀 成文堂) |
巻・号・頁 | 355-379頁 |
概要 | 新自然法論の提示する「絶対的道徳規範」(行為者が置かれている状況や行為がもたらすであろう結果に関わりなく、一定の行為を選択してはならない、と例外なく禁止する規範)について検討した。それを容認することは、一見した印象とは異なり、論者が主張するように、自由への途を備える側面も持つ(道徳的地平線を恣意的介入から守る、各人の自由で責任ある道徳的選択を開く、弱者保護につながる、社会変革の力となる)。しかし法規範レベルでは、その射程は大幅に限定されなければならず、さらなる厳密な議論を要すると同時に、そもそも基本善の導出の仕方が要素還元主義的ではないか、という根本的批判に答える必要がある、ということを指摘した。 |