ノブサワ クミコ
NOBUSAWA Kumiko
信澤 久美子 所属 青山学院大学 コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1999/05 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 「環境民事訴訟の現状と課題-損害賠償訴訟について」 |
執筆形態 | 単独 |
掲載誌名 | 増刊ジュリスト新世紀の展望2『環境問題の行方』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 88-94頁 |
概要 | 大気汚染訴訟を中心に、環境民事訴訟の現状と課題について論じた。従来、大気汚染訴訟の被告は特定工場・道路行政を担う主体である国や公団であり、大気汚染物質は硫黄酸化物(SOx)が中心であったが、東京訴訟では、行政主体に加えて初めて自動車メーカーも被告とされ、川崎訴訟(二次~四次)一審判決では窒素酸化物(NOx)単体の健康被害も認められ、東京訴訟ではさらにディーゼル・エンジン車由来の浮遊粒子状物質(SPM)の被害も申し立てられた。過去の大気汚染訴訟判決を分析し、また、東京訴訟に代表される特定工場や特定道路を中心としない広い地域の面的な大気汚染を争点とする現在の訴訟について今後の展望を論じた。 |