ナカサト ムネノリ   NAKASATO Munenori
  中里 宗敬
   所属   青山学院大学  国際マネジメント研究科 国際マネジメント専攻
   青山学院大学  国際マネジメント研究科 国際マネジメントサイエンス専攻(併任)
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/11
形態種別 「大学・研究所等紀要」、「学術雑誌」以外
標題 個人投資家の仕組債保有要因に関する分析
執筆形態 共同
掲載誌名 信託研究奨励金論集
掲載区分国内
出版社・発行元 信託協会
巻・号・頁 (41),126-139頁
著者・共著者 伏屋広隆、北村智樹
概要 本研究は独自のサーベイ調査を実施し、仕組債と株式や投資信託などの金融商品を比較することで、情報入手の手段や金融資産保有の決定要因について分析した。情報入手の手段について、株式ではマスコミや家族・友人・同僚経由の情報が、投資信託では金融機関の窓口、金融機関の外交員、マスコミからの情報が重視されていることが示された。また、金融資産の保有の決定要因について、株式や投資信託ではリスク許容度や金融リテラシーに応じて保有が決定されており、比較的合理的な投資意思決定が行われていると思われる。一方、仕組債では情報入手の手段として金融機関の Web サイトが重要視されていた。また、仕組債の保有の決定はリスク許容度や金融リテラシーとの関連性があるとは言い切れず、仕組債の特性と保有者のプロフィールにはミスマッチが発生しているようである。仕組債を保有すべき投資家と実際に保有している投資家の間には、乖離が生じている可能性が示唆される。