ノブサワ クミコ   NOBUSAWA Kumiko
  信澤 久美子
   所属   青山学院大学  コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1997/12
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 「公共的職業(common calling)と損害賠償法(一)」
執筆形態 単独
掲載誌名 『東京都立大学法学会雑誌』
掲載区分国内
巻・号・頁 255-294頁
概要 Common calling(公共的職業)というイギリス法の概念を手がかりに、損害賠償法の考察を行った。Rintala博士の提唱するstatusアプローチについて、批判の対象となる伝統的privity(契約当事者関係)アプローチとの相違を明らかにしつつ、歴史的視点を交えて論じた。privityルールの由来となるWinterbottom v. Wright判決、privityアプローチの典型であるPalsgraf v. Long Island Railroad判決を紹介しつつ、現代の契約関係にprivityルールを持ち込むことを批判した。また、最後にCommon calling概念の歴史を中世の法律から追い、引き受け訴訟において本概念が果たした特異な役割を検証した。